ナレーション・チャプラの母:吉永小百合
<コメント>
2500年もの昔から語り継がれているお釈迦様の物語が、手塚治虫さんのエンターテイメント作品として映画化されることは、とても素晴らしいことです。「手塚治虫のブッダ」は、のちにブッダとなるシッダールタ王子を光とすれば、その対極にある、影ともいえる奴隷少年チャプラの栄光と破滅の物語でもあります。奴隷の身分を隠し、軍人として国家の英雄にまで上り詰めた少年が、奴隷の母親を「母さん」と呼んでしまったがゆえに、母と子は、破滅への道へむかいます。私は、チャプラの母親と、ナレーションを担当致しました。大好きな手塚作品に参加できましたこと、とても嬉しく思って居ります。皆さま、是非、来年の公開を御期待下さい。悲しいニュースや争いの多い日々ですが、きっと、優しい気持ちになれる映画だと思います。
チャプラ:堺雅人
<コメント>
アクションが多く、低い身分からスーパーヒーローに上り詰めるというスケールの大きい役だったので、楽しんで演じました。(吉永さんとは録音は別ながら母子としての共演となりますが、)吉永さんの声を聞きながら演じましたが、心に染み入るようなお芝居で、ご一緒させてもらい光栄です。『手塚治虫のブッダ』は、心の奥までしびれるような深い物語です。是非楽しみにしていてください。
シッダールタ:吉岡秀隆
<コメント>
手塚作品は、私が22〜24歳くらいのときに、「ブッダ」「火の鳥」「アドルフに告ぐ」「ブラック・ジャック」などを縋るように読んだ記憶があります。人間の根源を描くそれらの作品に救われました。声の演技は、自分で“間”をつくれないので、その状況でどこまでシッダールタの気持ちに入っていけるかが難しかったです。2500年前のブッダの教えが現代まで受け継がれていることは素晴らしいことです。昔「ブッダ」を読んだ大人の方たちが子供連れで劇場に来てもらえればうれしいです。